そこまで言って委員会メディア論をみて

大物を集めてる割には言いたいことを言ってたほうだと思います。

1つびっくりしたことは、テレビの人間がほとんど「テレビは暴走していない」と思っていたことです。

理由もよくよく考えてみると、私が考えたことは次のようになりました。

・テレビはもともと今のような「嘘、エゴ」などがありテレビを作成している側は変化していない。

変化したのは見るユーザ側で、インターネットの発達によりテレビがもともと持っていた「嘘、エゴ」が

ネットなどにより指摘されるようになったため、その「嘘、エゴ」がみんなが気がつくようになった。

だからテレビの人は「テレビは暴走していない」との見解なのだと思います。

・現在はインターネットが「テレビ=正しい」との見解を崩しつつあるのだが、かつて1回この「テレビ=正しい」という

見解を崩したのは、敗戦時だと考え、戦前世代の人達はうまく「テレビを全面的に信じてはならない」というのが

どこかしら認識していたのではないでしょうか?そして戦前世代がいなくなると商売がうまく回らなくなって不景気になった。

バブルの崩壊も橋本内閣がテレビの言うことを信じ「国民に土地が買いやすくするようにしたほうがいい」ということを

国民の一部の意見を鵜呑みにしたために起こったのではないかと思っています。

団塊世代は、特にその典型であり「テレビの中の建前(ジャーナリズム)と本音(商売)」を見分けることができなかった。

・テレビは商売なのだから「ジャーナリズム」などは幻想だけでしかない。彼らは商売をしているのであって

ジャーナリズムを行うために命を投げ出してるわけではない。ということを肝に銘じつつテレビを見なければならない。

 

インターネットの世界では常に嘘が多数ありますが、もともとみんな嘘があると認識しているのがテレビなどの

既存メディアと違うところでいろいろ存在していて自分で考えるようになるようになったと思います。

またテレビなどの既存メディアは、全体でも高々100人程度(さらに同じところにすんでいるため同じような人の集まり)

の常識で動きさらにその中でも番組になるときには少数意見は排除されて結論という形で出てくる。

一方インターネットは、何万もの人が見たり発言したりしてるため、その中で大量なデータがそのまま配信されるが

情報を見る側での取捨選択をしている。

ただ、膨大すぎるデータなので生データをみることができなくなり、まとめサイトがでてきていますし、

もしかしたら現在のテレビのようになるのかもしれません。

 

まだテレビを盲目的に信じている人がいると思われますし、今の団塊世代はいまさらインターネットとかには入らないだろうから

しばらくこの状況が続くのではないのでしょうか?しかしもう少し(15年くらい)すると

インターネット世界で育った人が上に立つようになってテレビが変化を求められるようになる気がします。